平安大震災と科学的地震予知のまとめ
1. 1100年前の貞観地震の経緯:
先の、3.11東日本大震災(M9.0)は、貞観(じょうがん)地震(869年(貞観11年)5月26日、陸奥国)以来の、「1000年に一度の巨大地震」といわれる。 この大地震は、富士山噴火と共に、次第に関東や西日本に伝播し、9世紀後半のいわゆる”平安大震災”という、わずか38年間に 日本全体を震撼させた一連の大地震群となったのである。
したがって、今回の東日本大震災も、関東、および、西日本全体に伝播する可能性が大きいと予想される。最近は、小地震発生の回数が飛躍的に多くなっている。
この一連の大地震の結果、律令国家は崩壊し、税制が変化し(人頭税 → 土地にかかる税)、地方に下った国司の受領の権力が強化され、最終的には武士の登場に結びついた。人々は、朝廷などの公への現世信仰の代わりに、阿弥陀仏などの”浄土信仰” ・・・ 死後にすばらしい世界を提供してくれる”救い主”を信じる信仰、にすがるようになった。
* 元々 キリスト教の礼拝所として建てられた INRI(あるいは、JNRI、インリ、イナリ)神社は、806年に空海(弘法大師)が帰朝して真言宗を作った後、イナリ神社にキツネの偶像が入るようになった。このアニミズムの偶像化に対する
神の裁きとして、一連の災害が日本全体に加えられたと考えられる。 (* 6世紀の仏像伝来時にも、疫病(天然痘)が大流行したため、人々は仏像を”疫病神(やくびょうがみ)”と呼んだ。 → 神話時代から聖徳太子まで )
** これは、さらに後の戦国時代に至ると、キリスト教の伝来によって、比較的簡単に、同じような救いの教理形態を持つ
「キリシタン信仰」に転化していった。仏教の浄土信仰は、キリスト教が広く伝道されるための土壌作りとなったのである。 戦乱の中にある人々は、救い主を求め、上から下までの
非常に多くの人々が、本当の「救い主」を受け入れた。(キリシタン・リバイバル) この救われた人数の多さは、殉教者数がローマ時代の殉教者数に次いで、史上2位であることからうかがえる。(→ キリシタン・リバイバルから明治維新まで )
加えて、これらの阿弥陀仏も法華経も、聖書から多くを盗用している(親鸞の”悪人正機”など)という理由にもよる。(→ 世界の宗教と仏教の変遷 )
§ 一連の”平安大震災”の年表: (by. 読売新聞 11 5/18)
@ 850年 出羽(山形)地震: 最上川を津波が逆流
A 863年 越中・越後地震: 圧死者多数、海の小島が壊滅
B 864〜66年 富士山噴火: 溶岩流で青木ヶ原樹海ができる
C 864年 阿蘇山噴火、(3年後にも噴火)
D 868年 播磨(兵庫)地震: 官舎や寺が崩壊
E 869年 貞観地震(陸奥国): 地震や津波の被害甚大、死者1000人(当時の日本国の人口500万人)
F 871年 鳥海山(秋田・山形)噴火
G 874年 開聞岳(鹿児島)噴火
H 878年 関東地震: 相模、武蔵で大被害、平安京でも揺れた
I 880年 出雲地震: 神社・仏閣が倒壊
J 881年 平安京地震: 翌年まで余震続く
K 887年 西日本地震: 平安京ほか各地で大被害、大阪湾に津波襲来、南海・東南海連動地震の可能性 (*「日本書紀」からの最後の 国の正史(6番目)である「日本三代実録」はこの地震の記述まででストップ)
L 888年 八ヶ岳(長野・山梨)噴火
2. 現代の地震予知の実力:
東日本大震災という巨大地震について、直前予知に結びつくような”前兆現象”はあったのだろうか?
結論から言って、前兆現象に対する関心は高いにもかかわらず、世界でも直前予知に成功した例は極めて少ないのが現状である。
(1) 今回の地震で注目されたのは、”地震電磁気学”と呼ばれる分野の観測結果であり、電離層における電子密度の変化が観測された。 これは、震源付近の岩盤どおしの摩擦によって発生する低周波の電磁波が、上空の電離層(高度80km)に伝わり、電子の密度が上がり、乱れる、というものである。
東日本大地震では、震源域上空では地震発生の40分前から、電離層の電子密度が周囲よりも最大1割ほど高くなっていた。(by. 日置幸介教授・北大・地球物理、GPS衛星よりの電波を利用) チリ地震(M8.8、2010年)、および、スマトラ沖地震(M9.1、2004年)でも同様の結果だった。ただし、十勝沖地震(M8.0、2003年)では、地震の規模が小さいためか
わずかに多い程度だった。
また、電離層の異常は、地震の約5日前には起こり、電離層を伝わる電波の伝わり方から、電離層の電子分布の乱れが生じていた観測結果がある。これによると、内陸部のM6以上、震源の深さ40km以下でも、発生の約一週間前には観測できるという。(by. 早川正士名誉教授、電気通信大、地震電磁気学)
震源付近の岩盤の低周波摩擦・電磁波の発生 → 電離層の乱れ(1週間前) → 電離層の電子密度の上昇(40分前・巨大地震の場合) → 地震発生
一方、地震予知対策の一環として行なわれている観測項目として、地殻の動きの観測網が要所に敷かれているが、今回の地震では、明確な”前兆すべり”は観測されなかった。したがって、地殻の位置の変化が無くても、低周波の摩擦電磁波の方は確実に発生し、こちらの方を重点的に観測するということになる。
* 海底に電場観測用のセンサを設置しては如何だろうか?
(2) この 岩盤のずれによって発生する低周波電磁波は、生体に影響を与えると考えられ、今回の東日本大震災でも、一週間前に、茨城県の海岸に小型のクジラ約50頭が打ち上げられるなどの異常現象が起こった。
1975年の中国・海城地震(M7.3)では、動物の異常行動から予知に成功したといわれる。
昔からよく言われている ナマズやウナギは、頭部を中心に表皮全体が感覚器官(主に”味覚”、全身が”舌”!)であり、ごくわずかな電場の変化にも敏感に反応することが知られている。
ナマズの電場感度の閾値は、10μV/m〜5V/m(研究者により異なる: 浅野、バスティアン、池谷)であり、10〜20Hz(1〜30Hzという説もある)で特に敏感に反応し、これは、湖に乾電池を放り込み数キロ先で感知する感度に匹敵する。特に、パルス状の電界変化ではナマズは活発に活動する。
さらに、ウナギはナマズよりも10倍も敏感に反応する(ナマズ5V/m: ウナギ0.5V/m)という。
ヒトの場合でも、個人差が非常にあるが、超低周波の電場変化に敏感に反応する人がいる。
米国ワシントン州に起きたM6.8の地震(2001年2月)では、近くに在住のある女性は激しい耳鳴りを感じた。また彼女を含めて7人の”耳鳴り”を感じる人たちによって、地震発生場所のマップを作製し、2006年1月上旬に発生した群発地震を見事に予知したそうである。
今回の地震でも、感覚的に気分が悪い等、低周波電磁波に敏感な人がいる情報を得ることができた。ただし、”感覚”は多種多様の要因があって狂いやすいので注意。
* 因みに、旧ソ連では、洗脳のための電磁波兵器として超低周波の電磁波を研究していたそうである。超低周波の振動には催眠効果がある。脳波の周波数: δ:1〜3Hz(ノンレム睡眠・熟睡時)、 θ:4〜7Hz、 α:8〜13Hz(レム睡眠、閉眼・安静の覚醒した状態)、 β:14〜30Hz(能動的で活発な思考や集中)、 γ:30〜64Hz(同期的で協奏的な認知活動、新しい洞察の認知)、 脳波の振幅は、正常人で20〜70μV。 ありそうな話である。
米国のミステリースポットにもこれに類似する現象が付近の住民から多数寄せられている。(1990年代初め、ニューメキシコ州タオスでのハム音公害(ブーン音、いわゆる”タオス・ハム”)、161人/住民8000人(2%)が不眠症等で悩まされ、訴訟問題にもなり環境公害専門の大学の調査班(ニューメキシコ大・ジョーマリンズ教授等)も動いたが未解決。(音波、電磁波の検出はできなかった)
(もちろん、”縦波電磁波”なるものは、物理的にナンセンス(マックスウェルの電磁波方程式に従わない)であり、未だ発見されていない。)
3. 原発の政治的背景、その他:
福島原発について、 東電の筆頭株主が (にせ)ユダヤ系投資ファンド、 原子炉製造が GM(にせユダヤ系)、 そして、安全管理システムは Magna BSP というイスラエル企業から導入した。 これは、イルミナティーが押し付けたものである。反対派にはダンプが突っ込むなどの嫌がらせをしてきた。 原発マネーは、これと言って産業が無かった 双葉町に入る表の金と、町長個人に入る裏金があり、一番損しているのが 隣の町々である。表の金は、人々がほとんど使用しない体育館や道路などに使われた。
佐藤元総理は、アメリカにたてついても、日本に核を持ち込ませないようとした。日本に、”非核3原則”を樹立して、ノーベル平和賞を受賞したが、裏密約があった。それは、原潜、原子力空母、そして、原発の導入である。
読売の渡辺前会長(三極委 = イルミナティー)等は、当時の対ソビエト政策として、原子力発電を導入することで、必ずできる副産物の
プルトニウム(原爆の原料)を合法的に日本が所有し、外交戦略の威力にさせるようにしたのである。実際、ソ連は日本に手を出せなかった。
今でも、外国から見ると、日本はいつでも原爆を作れる国と認識されている。(
・・・ 奇しくも、プルトニウムの名前は、プルート=冥界の王 から来ている!)
これは、友人が 佐藤元首相の秘書官から直接聞いた話であるが、佐藤首相が辞任する直前に、日中友好・国交正常化のための親書を送り、田中角栄が総理にになったとき中国に届いた。角栄元総理にとってはタナボタである。 このとき、条件をしっかりと決めておかなかったため、今の問題がある。
東日本大震災で、松島湾の奥にある松島町では、松島の島々が防波堤となって津波の勢いを防いだので、(観光、カキ養殖は大きな打撃を受けたが、)死者1人という程度の被害でおさまった。島の一部が崩落し、島を結ぶ橋が流された。(隣の東松島市では死者1037人) 伊達政宗ゆかりの端厳寺(国宝)では、津波が参道まで押し寄せ、壁に亀裂などが走ったが、建物自体は余り損傷がなく無事だった。
伊達政宗は、キリシタンに寛容だったので、(伊達政宗自身もキリシタンだった可能性がある) このように守られたような感じがする。
東日本大震災後の外国人救援隊として、中国の医療船(臓器移植用の死刑囚が乗っている?)は拒絶されたが、4月3日、イスラエルからの 国防軍の医療チームが60名も大挙して 宮城県南三陸町の体育館を拠点に活動した。
日ユ友好のためと同朋意識が少しはあったと思われる。そして、副産物的に、日本人の(特に、東北沿岸部の人々の、)DNAデータ採取の目的もあったと思われる。 これには、イスラエルの「アミシャブ」(世界に離散しているイスラエルの10部族を帰還させるために調査する特務機関、1975年設立、ラビ・アビハイル氏代表)がかかわっていると考えられる。 元駐日大使のエリ・コーヘン氏も、首相候補でありながら、日本に行きたかったがために自分から駐日大使に立候補し、08年任期終了・帰国後も、二度も来日して、自ら
四国の剣山や 長野県の諏訪神社を調査した。
それほど、イスラエルのほうでは真剣に、日本国内に離散するイスラエルの末裔を探しているのである。
現在のユダヤ人の多くは、Y染色体遺伝子のハプロタイプが E系統( ・・・
中東〜北アフリカに広く分布する ハム系)であり、一方、日本人の40%は D系統(日本とチベットのみ、縄文系(エミシ、ツチグモ、クマソ、アイヌなど))であり、両者は近縁性が高いが、全く同じではない。ユダヤ人の
E系統は、古い時代にヒッタイト(ハム系、かぎ鼻)との混血が行なわれた結果と思われる。
日本人の中に、レビ族を表す コーヘン遺伝子が見つかれば、南ユダの末裔が日本に流れ着いたことが証明される。 北イスラエルについては、新たに共通遺伝子の部分が見つからなければならない。